ブロー成形品の長手方向の肉厚が不均一である
原因：
1. パリソンの自重垂れがひどい
2. ブロー成形品の縦断面の直径の差が大きすぎる
解決：
1. パリソンの溶融温度を下げ、パリソンの押出速度を向上させ、メルトフロー速度の低い樹脂を交換し、パリソン制御装置を調整します。
2. 製品設計を適宜変更し、底吹き成形法を採用します。
ブロー成形品の横肉厚が不均一である
原因：
1. パリソン押出のスキュー
2. モールドスリーブとモールドコアの内外の温度差が大きい
3. 非対称の製品形状
4. パリソンの過剰な発泡倍率
解決：
1. パリソンの壁厚を均一にするために、ダイのギャップ幅偏差を調整します。閉じる前に金型をまっすぐにします。
2. ダイスリーブの加熱温度を増減し、ダイ内外の温度偏差を改善します。
3. 型を閉じる前に、パリソンを薄肉方向に適切に移動させるために、パリソンを仮クランプおよび仮拡張します。
4. パリソンの発泡膨張率を下げる
ブロー成形品の表面にみかんの皮模様や凹みが発生する
原因:
1. 金型の排気不良
2. 金型キャビティ内の金型漏れまたは結露
3. パリソンの可塑化が不十分であり、パリソンにメルトフラクチャーが生じています。
4. 空気圧が不十分である
5. インフレ率の低下
6. 発泡膨張率が小さすぎる
解決：
1. 金型ブランクにサンドブラストを施し、通気孔を追加します。
2. 金型を修復し、金型の冷却温度を「露点」以上に調整します。
3. スクリュー速度を下げ、押出機の加熱温度を上げます。
4. 空気圧を上げる
5. 圧縮空気通路を清掃し、ブローパイプに漏れがないか確認します。
6. パリソンのブロー膨張率を向上させるために、金型スリーブとコアを交換します。
ブロー成形品の減容化
原因：
1. パリソンの肉厚が増加し、製品の肉厚が厚くなります。
2.製品の収縮率が大きくなり、製品のサイズが縮みます。
3. 膨張圧力が小さく、キャビティの設計寸法まで製品が膨張しません。
解決：
1. プログラム制御装置を調整してパリソンの壁厚を減少させます。パリソンの溶融温度を上げ、パリソンの膨張率を下げます。
2. 収縮率の低い樹脂に交換し、ブロー時間を延長し、金型の冷却温度を下げます。
3. 圧縮空気の圧力を適切に高める
ブロー成形品の輪郭やグラフィックが不鮮明
原因：
1. キャビティの排気不良
2. 低い空気圧
3. パリソンの溶融温度が低く、材料の可塑化が不十分です。
4. 金型の冷却温度が低く、金型に「結露」現象が発生します。
解決：
1. 金型を修復するか、キャビティをサンドブラストするか、排気スロットを追加します。
2. 空気圧を上げる
3. 押出機とヘッドの加熱温度を適切に上げ、必要に応じて適量のフィラーマスターバッチを追加します。
4. 金型温度を露点温度以上に調整します。
ブロー成形品のバリが多すぎて厚い
原因：
1. 金型の膨張とロック圧力不足。
2. 金型の刃先が摩耗し、ガイドポストがオフセットしている。
3. ブロー中にパリソンが歪んでしまいます。
4. ブランククランプナイフエッジのエスケープシュートが浅すぎるか、ナイフエッジの深さが浅すぎます。
5. パリソン充填の開始が早まる。
解決：
1. 型締圧力を上げ、インフレーション圧力を適切に下げます。
2. 金型ブレードを修理し、金型ガイドポストを修正または交換します。
3. パリソンとエアブローロッドの中心位置を修正する
4. 型をトリミングし、エスケープシュートまたはナイフの深さを深めます。
5. パリソンの充填時間を調整する
濃すぎる縦縞が現れる
原因：
1. 口金が汚れている。
2. モールドスリーブやコアの端にバリや欠けがある。
3. カラーマスターバッチまたは樹脂の分解により、暗い縞模様が生じます。
4. フィルタースクリーンに穴が開けられ、材料は不純物と混合され、ダイの口に堆積します。
解決：
1. 銅製のナイフでダイの口を清掃します。
2. トリミングダイ。
3. 温度を適切に下げ、分散の良好なカラーマスターバッチを交換します。
4. フィルタースクリーンを交換し、残った材料を使用します。
形成の際、胚は吹き飛ばされる
原因：
1. ダイブレードが鋭すぎる。
2. パリソンに不純物や気泡が混入している。
3. 過剰な発泡膨張率。
4. パリソンの溶融強度が低い。
5. パリソンの長さが不十分です。
6. パリソン壁が薄すぎるか、パリソン壁の厚さが不均一です。
7. 型を開けるときに容器が膨張して亀裂が入る（ガス抜き時間が不十分）
8. 型締力が不足している。
解決：
1. 刃の幅と角度を適切に大きくする
2. 乾燥した原料を使用し、乾燥後に湿った原料を使用し、清潔な原料を使用し、金型の口を清掃します。
3. 金型スリーブとコアを交換し、金型損傷のブロー膨張率を低減します。
4. 適切な原材料を交換し、溶融温度を適切に下げます。
5. 押出機または貯蔵シリンダーヘッドの制御装置をチェックして、プロセスパラメータの変化を減らし、パリソンの長さを長くしてください。
6. 金型スリーブまたはコアを交換し、パリソン壁を厚くします。パリソン制御装置を確認し、ダイギャップを調整します。
7. ブリード時間を調整するか、金型の開始時間を遅らせます。
8. 型ロック圧力を上げるか、インフレーション圧力を下げる
ブロー成形品は脱型が難しい
原因：
1. 製品膨張時の冷却時間が長すぎ、金型の冷却温度が低い。
2. 金型の設計が不十分で、金型キャビティの表面にバリがあります。
3. 型枠を開くとき、前後の型枠の移動速度が不均一です。
4. 金型の取り付けエラー。
解決：
1. パリソンのブロー膨張時間を適切に短縮し、金型温度を上昇させます。
2. 型をトリミングします。溝の深さを浅くすると、凸状リブの傾斜は 1:50 または 1:100 になります。離型剤を使用してください。
3. 前部と後部のテンプレートが同じ速度で動くように金型ロック装置を修理します。
4. 金型を再度取り付け、金型の 2 つの半分の取り付け位置を修正します。
ブロー成形品は品質のばらつきが大きい
原因：
1. パリソン肉厚の急激な変化
2. エッジとコーナーの素材の混合が均一ではない
3. 供給部が詰まり、押出機の吐出量が変動する。
4. 加熱温度ムラ
解決：
1. パリソン制御装置の修理
2.混合時間を延長するために優れた混合装置を採用します。必要に応じて、コーナーリターンの量を減らします。
3. 原料投入口のダマを取り除く
4. 材料入口の温度を下げる
投稿日時: 2023 年 3 月 21 日